鯉口を切る

初日である。
先生が道着、襦袢、袴、帯、膝当を用意してくれていた。
渡辺さんと言う若い方に、まずは着方から教えていただく。
帯の締め方も知らなければ、袴のつけ方など、どうにもならないのであった。
一度では覚えられないな。
「今日はこれ使ってくださいね。模擬刀ですけど、気をつけて。」刀を渡された。

作法、礼法にはじまり、刀の取り扱い、抜刀、納刀、足捌き、、、。
あっという間に3時間たった。
振りかぶって、ゆっくり振り下ろすだけだが、びゅっ!と音が出るとやはりうれしくなるのであった。